神戸ルミナリエ2006 東遊園地

神戸ルミナリエは、
毎年12月に神戸で行われる「光」の祭典。
神戸ルミナリエ。2006年12月10日。東遊園地

元町から東遊園地までの一方通行。
BGMは悲しく荘厳な曲。

神戸ルミナリエ。2006年12月10日。東遊園地

ガードマンの人数はとても多く、雑踏事故は絶対起こさない方針。
これは震災犠牲者の追悼と復興への祈りの行事だから。

神戸ルミナリエ。2006年12月10日。東遊園地

ここに祈りに来る人が居る。
これで死傷者を出す訳には行かない。

神戸ルミナリエ。2006年12月10日。東遊園地

陽気なBGMは、いらない

屋台がひしめく終点の東遊園地は一見、賑やかだが、
祈りの鐘を鳴らす人が絶えず、鐘の音が高く長く尾を引いている。

神戸ルミナリエ。2006年12月10日。東遊園地

ルミナリエの雑踏の中で泣いている人は、感動している人だけでなく、
当時や親しかった人の在りし日の姿を思い出している人も、かなり居ると思う。

神戸ルミナリエ。2006年12月10日。東遊園地

これまでの12回
大きな雑踏事故などもなく無事に終えられたのは
予算の1/3を警備費に充て財政難でも姿勢を崩さない運営の努力と、
祈りに来た人々の落ち着いた行動によるところが多いと思う。

神戸ルミナリエ。2006年12月10日。東遊園地

ここに祈りに来る人が居る。
ルミナリエで雑踏事故を起こす訳には行かない。

神戸ルミナリエ。2006年12月10日。東遊園地

悲しい出来事と世知辛い事情

ルミナリエの運営費は寄付などで賄われている。

震災と不況で年々寄付が減少し、毎年協賛企業などからは
開催を危ぶむ声や「もう今年でやめよう」という声が出ている。
それでも、昨年、12回目も開催され、無事に終わった。

神戸ルミナリエ。2006年12月10日。東遊園地

家族・友人・恋人とここに来て
幸せなひとときを過ごしてくれるのは、とてもありがたいこと
悲しい出来事にいつまでも捕われてしまうのは、よくないことだから。

神戸ルミナリエ。2006年12月10日。東遊園地

ただ「キレイ、楽しい」だけではなく、これが追悼と復興への祈りが籠められた行事で
開催を望む声と予算都合との厳しい選択の末、行われていることも知っておいて欲しい。

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