12.観覧車
【ジャイアントホイール】
設置当時は世界最大で、ギネスブックにも載った観覧車は何処から見ても目立つ。
遊園地の象徴。
大き過ぎてコンデジでは納まりきらない。
ジェットコースターと観覧車。
行列に並ぶ。
前に並んでいる父子が「何番のゴンドラに乗るか予想」でヒートアップ
因みに、父＝まったく見当違い。息子＝イイ線いったけど惜しい。
父「おぉっ！オマエやるなぁ」
子「……はずれはハズレや……」
父「いや、でも凄いって。お父さんなんか大ハズレやで」
後に並んでいる父子は、何だかずっと文句ばかり言っていた……
イヤなら乗らなくていいじゃないか…この年配の親子と乗るのはイヤだなぁ
と待っている間にだんだん気持ちと天気がシンクロし始める。
係員「何名様ですか？」
鳥川「ひとりです」
極普通に６人乗りにひとりで乗せてくれた。なんたる贅沢。
ゴンドラ内の注意書き
窓が曇っているが、それもまたひとつの味わい。
アルナ工機：昭和６３年製。未だ現役。
定員６名。体重何キロを想定しての六人なんだろう？
観覧車から見たポートピアランド
だんだん高度を上げてゆく
奥に黒々と見えているのは六甲山系の山並↓
閉園後は東南アジアの遊園地に引き取られるらしい。
こういうところで真下を見てはいけませんな。
人が蟻どころか米粒サイズになる辺りで膝が笑い始める。
だんだん地面が近付いてくる。
新しくできた大型スーパーの大型駐車場。
自分の車の位置を忘れてしまう人が結構いそう。
↓フライングカーペットを真上から見下ろす。
迫りくるジェットコースター
↓「溜め」から動き始めたジェットコースター
子供の頃はとても広く感じられた。
大人の目線で全体を俯瞰すると驚くほど小さい遊園地だった。
「約５ｈａの面積において営業する日本一の効率的なパークとして賞賛されました」
の意味が今更ながらよくわかった。大人になるってこういうことなんだな……
神戸市中央区港島中町８
もう、この場所に来ても遊園地はない。
たまには、かつてここに遊園地があったことを思い出してみるのもいいかもしれない。
嬉しかったこと、楽しかったこと、コワかったこと、悲しかったこと
子供の頃のこと、子供を連れて来たこと、孫を連れて来たこと、
友達と来たこと、恋人と来たこと、夫婦で来たこと…
三世代、四世代で入園した家族もあるかもしれない。
あの時、一緒に過ごした人は今どうしているのか。
甘い思い出やほろ苦い思い出、切ない思い出、永らく会っていない人の思い出。
色々な思い出を呼び起こす一助になれば、幸い。
おわり
