空港島から港島への道 3.橋を渡る人々
ローラーブレードで颯爽と渡ってゆく年配の男性。
ヘルメット装着でかなり本気の装備。
自転車の人々も立ち漕ぎで坂をぐんぐん上ってゆく。
徒歩で既にヘトヘトの私も見習うべきだろう。
対岸、神戸港側の港島。
デイリーで開港フェア実施中
祝!神戸空港 開港記念セール!
もうちょい神戸っぽい物を売ってるかと思いましたが…
パンの一部と唐揚はお店で作っているコンビニ。
他所でも唐揚は店で揚げてますが、この売り方は新鮮。
神戸空港開港まであと5日
ここでもカウントダウン
電光掲示板は調整中
ポートライナーの橋脚
二股線路の周囲は作りかけで地平線
ポートライナーは、またしても旧型車両
写真を撮っていると熟年カップルに話し掛けられた。
妻「あの橋歩いて渡ってきたの?」
私「ええ」
妻「どうだった?楽?電車乗ったほうがいいかしら?行き帰り歩いたの?」
私「いえ、行きは電車で帰りは徒歩です。電車はすごい混んでましたよ。
距離はそんなでもないんですけど、
だらだら続く坂で、海風が強くて顔とかべたべたになりましたね」
妻「そう…どうしようかな?う〜ん…いっぺん歩いてみるわ。ありがと」
夫は寡黙に相槌を打つ。
今朝のポートライナーの夫婦とは逆パターン。
神戸港側の港島からさっき渡った神戸スカイブリッジを望む。
雑草の生え具合にここがどこなのか一瞬、わからなくなる。
写真を撮っている最中にさっきの夫婦が戻ってきた。
妻「軟弱者だから戻ってきちゃった。潮風がすごいわホホホ…」
私「そうですか。ははは…」
妻「やっぱり電車乗ったほうがいいのかな…でも、混んでるんでしょ?」
私「空港の中も混んでますよ。私が出る時、係の人が30分待ちの札持ってましたから」
妻「えぇッ?!そんなに?!」
私「中も警備員とお巡りさんが大勢で誘導して、エスカレーターも入場規制で暫く待ちましたよ」
妻「どうする?すごく混んでるんだって。帰る?」
考える夫、煙草を吸おうとするも強風でライターの火が吹き消される。
手でライターを庇いつつ妻が再度尋ねる。
私「でも、折角ここまで来はったんやったら行った方が…」
妻「すぐ近所に住んでるから気楽な気持ちで来ちゃったんだけど…甘かったわ」
私「開港前の見学会、前回はもっと混んでたって新聞に載ってましたよ。
もう開港前の見学会は今日だけみたいですし…さっき帰り際に飛行機着陸してましたよ。」
↑回し者かよ(笑)
妻「そうなの?じゃ、行って来るわ!いろいろありがとね!」