豆本の作り方

組版の基本を押さえておけば、
ページ数や本のサイズを自由に設定できるようになります。
まぁ、奇数ページの本は不可能ですが…

02.組版

【基本のお約束】
縦書き=右から開く(国語開き)
横書き=左から開く(算数開き)
両面印刷のページ数=4の倍数
片面印刷のページ数=2の倍数

【ページの数え方】
(例:24ページの本)

表紙のオモテ=1ページ
表紙のウラ=2ページ
遊び紙(※)は数えない
本文の1ページ目=3ページ
本文の2ページ目=4ページ
本文の3ページ目=5ページ
(中略)
本文の20ページ目=22ページ
遊び紙は数えない
ウラ表紙のウラ=23ページ
ウラ表紙のオモテ=24ページ

(※)遊び紙=表紙と本文の間の紙
組版方法
(上の写真の矢印の部分)

以下、【縦書きで24ページ両面印刷の本】の例
組版方法

1.何か適当な紙を二つ折りにします。
2.読む方向に向かって順番に本文のノンブルを振っていきます。
 ※注 本文は通常、「3ページ」から始まります。
 例では分かりやすいように、色分けした上で、紙の各面にアルファベットを振っています。
 ※注 ノンブル=ページの番号

↓写真は、上の写真の紙を開いたところ。
組版方法

↓写真は、上の写真の紙を裏返したところ。
組版方法

3.これを元に、紙1枚分に以下のように配置します。
 組版に使用するソフトは、自分が使いやすいものなら何でもアリです。

【実際に印刷する際の配置:オモテ】AとDの面(青色の面)

0306
0710
1114
1518
1922

【実際に印刷する際の配置:ウラ】BとCの面(赤色の面)

0504
0908
1312
1716
2120

 上の番号表の通りに配置して印刷した場合、 製本する時には、中央の縦線で「AとDの面」が外になるように紙を二つ折りにして、横線で各ページを裁断します。 (中央の縦線は切りません)
 これを応用すると、A4サイズの紙1枚で本文100ページ分!…等でも作れるようになります。

【ヒント】
1.本文は表紙よりやや小さく。
 同じだと、製本した時に本文がはみ出します。
 雑誌のような装丁(中綴じ)にしたい場合、鉈のような裁断機が必要です。
 カッターでも不可能ではないと思いますが、難しいと思います。


2.本文・挿絵は紙の端よりやや内側に。
 紙の端ぎりぎり一杯だと、印刷が少しずれた時に泣きを見ます。
 また、化粧断ちした時に端が切れます。

3.本文の切取り線は「AとDの面」だけ。
 両面にあると、印刷が少しずれた時に…以下略

4.本文の最終ページには、奥付を。
 最低限の項目は「書名」「著者名」「連絡先」「出版年月日」です。
 連絡先はリアル住所に限らず、連絡の付くメルアドやサイトURLでも可。
 本来は「発行者名」等、他にも色々必要らしいのですが、 作者が自分で作っている場合が殆んどでしょうし、 豆本サイズで全ての項目を記載するのは無理っぽいので、 最低限の部分だけでもいいんじゃないでしょうか。


5.両面印刷は、表裏の差が少ない紙で。
 その方が割りとキレイに仕上がります。
 プリンタとの相性もあるので、どの紙がいいとは一概に言えません。
 文房具屋さんや画材屋さん等を色々見て回ると、 面白い発見があるかもしれません。

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